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イヌミチ
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木立のなかに引っ越しました  木立のなかに引っ越しました
著者: 高木美保
出版社: 幻冬舎
サイズ: 単行本
ページ数: 229p
発行年月: 2000年10月


個人的評価:★★★*

怒られるようだが私はこの女優をしらない。調べてみたが
出ている番組で分かるものと言えばためしてガッテンぐらいで、
それもろくにゲストの名前を覚えていないのだ。とほほ。
そんなわけで、著者名に惹かれて読んだわけではない事を
最初に伝えておくです。

のほほんとした雰囲気がとても心地よい。
近所の朗らかな人たち、そして動植物とふれあう著者。
読んでいるだけで、すがすがしい気分になれる。
最近素晴らしい風景を見て感動する、という経験を
したことがないので羨ましさを覚えるくらいだ。
けれどもそうそう楽しい事ばかりではなく、
那須おろしという強い風に悩まされたり、
丹誠込めて育てた農作物はカラスにやられたりする。
著者と家族は対策を考え、工夫をし、これでどうだと試してみる。
そんなこんなを繰り返しながら自然の素晴らしさを身で感じ、
そして家族との絆や、健康状態もどんどん改善していく。
いいなあ。小さなことでくよくよしてもしょうがないという事を
教えてくれる気がする。

田舎暮らしを始めたい方へ、簡単なテクニックなども書いてあるので、
簡単に知ってみたい、というのにもお勧め。

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スーツケース一杯の恐怖

スーツケース一杯の恐怖

著者:柘植久慶

 

 

出版社: 角川春樹事務所(ハルキ文庫)
サイズ: 文庫
ページ数: 268p
発行年月: 1999年05月

個人的評価:★★*

これ、ミステリー…なのか?違うと思うんだけどなあ。
スーツケースに偽装された核爆弾がアメリカに極秘に輸送されていた!という
衝撃の事実から展開する話なんですが、話の進みが早いのなんの。
調査シーンなどを結構はしょってるからかな。それとも実際にこんなものなのか。
影で支援している人たちの活躍を書くとそれこそ270ページ弱じゃ
収まりきらないかも知れませんね。進みが早いので当然テンポは良いです。

傭兵経験がある著者ですので、登場人物が指針を決め行動するところは
とても「らしい」のですが、
実際問題こんなにバンバン撃たれてぼかーんとなるのは
たまらないなあ。誤認だったらどうするんだろ。

柘植久慶の本だったら
グリンベレー 戦場のサバイバル

がお勧め。これであなたも戦場を生き残れ!
…自分はとてもじゃないが無理だと思いました。
グリンベレー 戦場のサバイバル

破裂て。充電して出掛けてしまったり、寝てしまう自分にとって、恐ろしいことです。

auユーザーですが。

 

ドコモを使う友人が前使っていた電池パックが美しい曲線を描いていたんですが、
あれもなにか危ない前兆だったのかしらん。身近に以外とあるもんです。
今使ってるのは大丈夫なのかと聞いたら、D902iSだから、多分…と呟いて
急に後ろを振り返り、**は大丈夫だった?と同じくドコモユーザーに聞くと
尋ねられたドコモユーザー、素っ頓狂な顔。どうやら初耳だったらしい。

「え!死ぬの?!」

い、いや、そこまでじゃないが。…死ぬ可能性もあるのか?
急いで説明すると、その初耳ドコモの携帯はD902i。なんと噂の機種がこんなところに!
最近買ったばかりなんだけど、と言うので多分それ関係ないから確認した方がいいよ、と勧めたのだが
死ぬ危険性がないなら別に良いらしい。まあ電池膨らんでないしなあ。
あれは一夜にして膨張するもんなんだろうか。近くにドコモショップがないなら時間もないし、
面倒だ、と思う人は多いのかもしれない。帰る事には閉まってる事が多い。

ドコモ、今頃対応が大変なんじゃなかろうか。あの値段の高さはあんまり好きじゃないけれど、
ドコモはデザインが洗練されてて良いですね。auだけど、がんばれドコモ!
auはデザイン頑張って!

詳しくは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061207-00000033-imp-sci

 
石の庭園
石の庭園
著者: モリー・モイナハン星野真理
出版社: 中央公論新社
サイズ: 単行本
ページ数: 363p
発行年月: 2006年07月


個人的評価:★★★★

読み始めて、ああ、青春小説ってやつか、と少しうんざりした。
「ライ麦畑でつかまえて」を思春期に読んでも共感出来なかった自分には、
これを読み終えるのは難しいだろうなと。
元々思春期特有というか、なんというか難しいが、
「大人は皆ずるがしこい、自分はそれに耐えられないし、
 受け入れられない。でも大人には自分を守る義務がある。
 反抗してもあなた方は受け入れなければならない。」というような
強烈な自己愛ぶりは苛々しちゃってみてらんないす。
この「石の庭園」もそういう青臭い話なんじゃなかろうか、と思った。

しかしこれはちと様子が違う。確かに青臭い面もある。
けれども、いやだいやだと思いながら読んでいたのに、いつの間にか
この続きはどうなるのかしらんと、急いでページを捲っていた。

主人公アリスは周りを拒絶しながら、けれども少しずつ受け入れていく。
その感情が、丁寧に書いてあるから共感が出来る。
自分で考えて考えて、行動を決める。もちろん年相応の少女として。
最初と最後の彼女を比べると、明らかに変化しているのがわかる。
周りの人物もユニークだ。そして、皆悩みを抱えている。
書いてある内容はとても汚くて、悲しいことなのだけれど、
読んでいると心が澄んでくるような気がしてくる。描写が上手いのだなあ。

外国の若者も、日本の若者も、やることは違えど、
考える事は変わらないのかも、と思った。
高校生の方々に読んで頂きたい本です。

好きな場面は、刑務所での語らいと、最後の手紙を読むところ。
突き刺さる繊細な痛みと、しっとりとした感じが好き。
フランクの言葉は拙いけれど、重みがある。

〔以下ネタバレ含〕
でもドラッグやってるのは許せないんだよなあ。
向こうは日常的な事かも知れないけども、やらないで居て欲しい。

ブログ名とHNが一緒だと検索しにくいので(自分が)名前を変えてみました。
でもHNは今のところどうでもいいや。

 
絵小説

著者:皆川博子
 
出版社: 集英社
サイズ: 単行本
ページ数: 140p
発行年月: 2006年07月

個人的評価:★★★

著者が一編の詩を渡し、想像力を膨らませて宇野亜喜良が絵を描く。
その絵に基づいて著者が話を綴る…という、一風変わった作りをされた短編集。
これは幻想小説とでも言うのだろうか。鮮明なのにどこかぼんやりしている。
表現が美しい文章と艶容なイラスト(カラー!)の織りなす夢はぼうっとさせる。
著者の文章は綺麗だ。そういう言い表し方もあるのか、と頷くことあり。
同じ事言うのでもこんなに違う物なんですね。
但し、私が幻想小説という類を得意としないので(つじつまを見つけようとしてしまう)、
★は3つにしました。
好きな話は「美しき五月に」(挿絵が良い)、時間系列が納得いかないのが「キャラバン・サライ」。

宇野亜喜良、ドグラマグラの表紙を書いた人だとずっと思っていたが、
あれは米倉斉加年だった。今みたら全然違う。絵小説も中でも書かれていたが、
記憶はあやふやなものだ。

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イヌもあるけばミチとなる。 橙、虹色、みちはいろいろ。 読んだ本やら映画について、悪文をまき散らして 紙魚になってみたいなどと呟くブログ。
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  • プロフィール
HN:
アカイヌ
性別:
非公開
趣味:
読書と音楽・映画鑑賞
自己紹介:
 好きな本:旧約・新訳聖書
 話題振られたら
 大体乗っかります。
 読んだ本の内容を忘れて
 また読むという事を無くす為に
 開設。 ああしかし文章は
 滅茶苦茶なり。
 基本は五段階評価。
  • 基本的に
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