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個人的評価:★★★*
前作「話を聞かない男、地図が読めない女」は製本での
手抜きだか失敗だかわからないが、結構誤字や、
印刷ミスがあったりして、おいおいやる気あるのかよーと
内容的にも、もーおまえらセックスアピールばっかかよ!ケッ!
続編でても読まないね、と思ってたのですが、
結局続編の今作も読んでしまった。あああ、志が弱い。なんだかんだ言って
こういうのは気になるのですね。はい。
今回は面白かった。相変わらずすごいステレオタイプな
男性女性でして、こんな奴が世界にいっぱいいるのか!と
少し呆然としたが、皆の意見を聞いて、本にして居るわけだから、
出来上がる人間像は平均的な、つまりステレオタイプになるのですね。
前作を読んだ時より自分も精神的に大人になったようです。ほっほっほ。
話を戻しまして、ステレオタイプですので、自分にも当てはまる部分が
ところどころあって、そうだなあ、そうかもなあと読めてしまいました。
異性にも読ませてみたけれども、同じ意見のようです。
「女の婉曲話法辞典」。これは当てはまる人もそうでない人も、
もうネタとして面白いです。このしゃべり方で話すのが一時的に
ブームになりました。内輪で。
異性について悩める方、相手がみんなこんな考え方をしているとは
思いませんが(男は性欲の塊みたいな書き方は少しひどい)、参考にしてみては?
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個人的評価:★★
マンガエッセイ。しかも珍しい(著者の当初の意志とは関係なく)お見合いエッセイ。
著者が結婚の理想相手を見つけんが為に、という名目で殆ど不真面目時々真面目に
お見合いパーティやらに繰り出していく。
お見合いパブの中はこんなかんじ!と聞くとなかなか興味をそそられてしまいます。
前に書いたように殆ど不真面目なので是が非でも結婚したい!と無理矢理迫るような
負のオーラを感じることなくあははと笑いながら読めるのだけれど、
ネタのためとはいえ他人の手紙をそのまま載せるのはどうかと思った。
本人見たら可哀想とは思わなかったのかな。手書きの文字なのに。
2もあるようですが、続編を読む気は…あんまりない。
少女漫画家がいっぱい出てくるので、すこし予習のため少女漫画を読んでから考えるとする。
無痛
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個人的評価:★★★★★
心神喪失者の行為は、罰しない。 2 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。
『刑法39条』。本当の心神喪失者なのか、それとも偽っているのか。
心の状態は、誰に推し量れない。どちらかだと判断しなければならない場合、
事態に直面した時、だれもが思う。
真実を教えてくれる誰かがいないか、と。
この話にはその「真実を教えてくれる」人物が登場します。読心術をもつとか、
異常な力をもつから、というわけでもなく、それなりの判断根拠を
見いだせるからであって、彼等はスーパーヒーローではありません。
あらすじを読むと彼等は超人間なのではないかと思ってしまいますが
(自分だけか)、普通の人間です。一応。
刑法39条というのは難しい刑法でして、以前は心神喪失者であろうとなんだろうと、
人を殺めたならばそれ相応の処罰を受けるべきだし、罰しないなんてもってのほか、と
思っていましたが、この本をよんでから少し意見が変わりました。
まあ、両極端で無くなった、というだけなんですが。
本当の心神喪失者ならば、この刑法39条は適応されるべきなのでしょうが、
これを逆手にとった輩も出てくるわけで、この本は人間世界を法律によって白か黒かと
決めつける難しさ、そして身近に起こりうるかもしれないと思わせるリアルさをもって、
怒濤の勢いで読者を巻き込んでいきます。描写がすごい。生々しくかつ無駄がないので
鮮明な情景が頭に思い浮かびます。「ハンニバル」が読めない人は少しキツイかも。
…これはスプラッター物になるのか?
もの凄く面白く、そしてとても後味が悪く、かなり考えさせられる一品です。
お勧め。
頭使う本はいつにもまして文が滅茶苦茶だね!
関係ないけど著者は二次元が好きなんですかね。著作に結構出てきます。
【以下ネタバレ含】
でも刑法39条があったとしてもイバラは厳しく処罰されるべきだと思う。
一番罰されるべきはエリート医ですが。彼は勝手に行動するナイフを
つくりあげてしまったわけで、取りあえず日本に帰ってこい!
でもトミィにとっては恩人になるからねー、むずかしいねー。
この頃本の当たりが多くて嬉しい。
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個人的評価:★★★★
抱腹絶倒もの、ってなかなかありませんね。これはイヒヒヒヒと声が出てしまう内容なので
人が居るところでは指で口元を押さえるか、女性の方はハンケチーフを口元に当てると
良いかと思われます。
パリでいつもの如く下痢っ腹になり、駆け込んだ先は有料トイレ。もどかしく硬貨をいれ
やっとのことで一息つくと新たに硬貨を入れる音が…
相変わらず身を削ってます。便意を我慢するって、もの凄く辛いと思います。
巻末に原田宗典との対談付。
中村うさぎの文章は日本語がちょっとおかしかったり(個人的意見ですが。「腑に落ちた」など)
するので、敬遠するきらいも少しあるんですが、それでも結局読んで読んでしまうのは
圧倒的に内容が面白いから。身を削って本音バラまいて、いつもなにかに立ち向かって
ドギャーと言ってる姿はとてもすがすがしいです。次はどう変化していくのか?!と
目が離せない。破滅せずに進化していって欲しい、というのは、あまりにも身勝手か。
詩をやりたいと行ってる人に「詩はお金儲からないからやらないな」なんて
なかなか言えるセリフじゃない!流石中村うさぎ。
前回言っていた>題名の横に日付を書く の件ですが、
このブログ、個人的記録付けをしよう思ったのが始めた理由なので、
読んだ観た日に記録残さないと意味無い。折角カレンダーもついてるし。
と、いうわけで、今日はこれこれの日にどれどれの感想を書いたよ、てなことを、
更新出来た日に連絡する形にします。わかりにくい。
というわけで、チキンランは23日から観た当日21日に日付変更しました。
話変わって今日読んだ本↓
殺しの時間 著者:若島正 出版社:バジリコ サイズ:単行本/347, 発行年月:2006年10月 |
個人的評価:★★★★★
題名からしてこれはなんだろう?と手にとってみたくなるシロモノ。手にとって大満足。
現代未訳ミステリ、果ては異色作家、最後はなんでもござれの読書エッセイ。
読んでいてとても幸せになります。何故かというと、詳しく読みやすい文章もそうですが
なによりも小説、というか読書、いやいや本を愛している!という気持ちがひしひしと
伝わってきているから。この著者の読み方は私の考えと同調するところ多々ありで
(もちろん著者の方が高度で洗練されている)そうだよ、そうだよねえ!と膝を打つことしばしば。
個人が紹介するものって、その人の好き嫌いとか、独断があるから面白いのであって、
万人に受けるような文章は考えられないし、そういうのを目指した文章は
大概素っ気なくて面白くない! のでこの本のむらっぷり(著者が言うのであって私には
わかりません)は大歓迎なのですムハムハ。
興味をそそる文章で、あれも読みたい、これも読みたい、と
メモしていくと、こんなに読める本がいっぱいあるなんて!と幸せな気分になります。
読み終わるのが惜しくてちびちび読むほどでした。
ミステリ通な方も新たな発見がある本ではなかろうか。
ミステリ系の本がこれからこのブログに書かれるとすればそれはこの本の影響を
受けたと思ってください。ああ、読むのが楽しみだ。
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話題振られたら
大体乗っかります。
読んだ本の内容を忘れて
また読むという事を無くす為に
開設。 ああしかし文章は
滅茶苦茶なり。
基本は五段階評価。
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